漫画の教本紹介「漫画のスキマ」
漫画は奥が深く故に面白い。描くのは苦痛が伴う、しかし何ものにも代え難い悦び…ではなく喜びがあり、多くの漫画に夢見る若者の人生を狂わせる。
そんなわけで、みんな大好き漫画の勉強。
漫画の教本は沢山あります。そして一冊一冊が結構なお値段です。
そんな中で自分が実際に買って読んで実践していい本だったな!と思ったものを紹介します。あくまで自分のオススメです。
前回、紹介したのは漫々快々ですが、今回は同じ著者さんの発展形ってことで

菅野先生の「漫画のスキマ」です。
安定の菅野先生。この二冊が気に入ったら絵の方の説明をしている「快描教室」っていうのもあるので、そっちも合わせてどうぞ。たぶんブログで紹介はしません。本は持っているし気に入っています。
漫々快々よりは経験者向け。読む順番だと、漫々快々→漫画のスキマがいいかなと。漫々快々と同じく漫画の文法を説明している本でネームとかコマの構成とかに役立つ感じです。
そして、この漫画のスキマでメインで扱っている文法は「視線誘導」です。
これはそのまんまの意味ですが、コマ割りや絵の構図、吹き出しの位置などで読者の視線を誘導。コントロールしていく技術です。漫画のテンポやリズム、空気感とか時間の流れなど読みやすさとかにも影響してくるかなと。
視線誘導を極めると漫画の空間+時間魔法が使えるようになるよ!
自分は見習いだけどな!
視線誘導をきちんと扱っている本は貴重。
感覚的な部分が多くて人に説明するのが難しいものを言葉で説明してくれています。ただ、元が曖昧というか明確な正解が無い難しいものなので、とても難解。もちろん書いている人と自分の感覚も違うので説明に納得いかない部分もあったりすると思います。
でも視線誘導って文法があるんだよって事を知っているのと知らないの、意識するのとしないのでは描き方が全く違ってくるので読んで損はないと思う。
ただ難しいのでこれを読んでいきなり実践しようとするとネームが完成しなくて転げ回ることになる可能性が高いです。そして、感覚でなんとなくできてしまっている人が言葉で説明されているこの本を読むと逆にこんがらがってしまう可能性もあり。
もうワンランクレベルアップしたい時に少しづつ読んで理解を深めていくくらいが良いと思います。
今回も注意点として、基本的に内容は文章だらけです。加えて前回の紹介と同じく説明文と図の配置が別ページだったりするので行ったり来たりして大変。さらに今回は、わかりにくいものを説明しています。
おそらく箸休め的な目的でおかれている説明に直接関係ない小話や知識的なことがチョイチョイ挟まれていて逆に説明が理解しにくくなっているかなと。
自分で添削したり(小話部分は軽くバッテンつけとくとか)して読んだ方がわかりやすいかもしれません。もう自分でガンガン書き込みしていいと思う。
添削は漫画の作成にも役立つので。練習できて一石二鳥だよ!(オイ
以前、担当さんに目の止まるコマがないって言われたことがありますが、これはこの本でも説明されている「止め」の構図がなかったからじゃないかなと。
……いや単純に見せゴマのサービスカットがないよって意味だったかもしれない。今はもうサービスカット意識しまくって描いてるから。うん。
教本紹介二冊目ですが、漫画は楽しく描くのが一番いいと思うので、まあ肩の力抜いてドウゾ。
そんなわけで、みんな大好き漫画の勉強。
漫画の教本は沢山あります。そして一冊一冊が結構なお値段です。
そんな中で自分が実際に買って読んで実践していい本だったな!と思ったものを紹介します。あくまで自分のオススメです。
前回、紹介したのは漫々快々ですが、今回は同じ著者さんの発展形ってことで

菅野先生の「漫画のスキマ」です。
安定の菅野先生。この二冊が気に入ったら絵の方の説明をしている「快描教室」っていうのもあるので、そっちも合わせてどうぞ。たぶんブログで紹介はしません。本は持っているし気に入っています。
漫々快々よりは経験者向け。読む順番だと、漫々快々→漫画のスキマがいいかなと。漫々快々と同じく漫画の文法を説明している本でネームとかコマの構成とかに役立つ感じです。
そして、この漫画のスキマでメインで扱っている文法は「視線誘導」です。
これはそのまんまの意味ですが、コマ割りや絵の構図、吹き出しの位置などで読者の視線を誘導。コントロールしていく技術です。漫画のテンポやリズム、空気感とか時間の流れなど読みやすさとかにも影響してくるかなと。
視線誘導を極めると漫画の空間+時間魔法が使えるようになるよ!
自分は見習いだけどな!
視線誘導をきちんと扱っている本は貴重。
感覚的な部分が多くて人に説明するのが難しいものを言葉で説明してくれています。ただ、元が曖昧というか明確な正解が無い難しいものなので、とても難解。もちろん書いている人と自分の感覚も違うので説明に納得いかない部分もあったりすると思います。
でも視線誘導って文法があるんだよって事を知っているのと知らないの、意識するのとしないのでは描き方が全く違ってくるので読んで損はないと思う。
ただ難しいのでこれを読んでいきなり実践しようとするとネームが完成しなくて転げ回ることになる可能性が高いです。そして、感覚でなんとなくできてしまっている人が言葉で説明されているこの本を読むと逆にこんがらがってしまう可能性もあり。
もうワンランクレベルアップしたい時に少しづつ読んで理解を深めていくくらいが良いと思います。
今回も注意点として、基本的に内容は文章だらけです。加えて前回の紹介と同じく説明文と図の配置が別ページだったりするので行ったり来たりして大変。さらに今回は、わかりにくいものを説明しています。
おそらく箸休め的な目的でおかれている説明に直接関係ない小話や知識的なことがチョイチョイ挟まれていて逆に説明が理解しにくくなっているかなと。
自分で添削したり(小話部分は軽くバッテンつけとくとか)して読んだ方がわかりやすいかもしれません。もう自分でガンガン書き込みしていいと思う。
添削は漫画の作成にも役立つので。練習できて一石二鳥だよ!(オイ
以前、担当さんに目の止まるコマがないって言われたことがありますが、これはこの本でも説明されている「止め」の構図がなかったからじゃないかなと。
……いや単純に見せゴマのサービスカットがないよって意味だったかもしれない。今はもうサービスカット意識しまくって描いてるから。うん。
教本紹介二冊目ですが、漫画は楽しく描くのが一番いいと思うので、まあ肩の力抜いてドウゾ。
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